ウェブサイトを閲覧したり、自分で運用するためには、PCやタブレット、スマホなどの端末機器と、ウェブブラウザというソフト(アプリ)が必要になります。
インターネット上で公開されているウェブサイトは、HTML や CSS などといったプログラミング言語で構成されています。
エンジニアでもない一般の人が、それらを見ても、ソースコード(文字や記号)の羅列でしか見えないので、理解することができません。
そこで、それらのプログラミング言語で構成された、ソースコードを読み込んで解釈して、一般の人でも理解できるようなウェブページとして表示するのが、ウェブブラウザの主な役割と機能です。
ブラウザ(browser)
「ブラウザ(browser)」の語源は、英語の「browse(ブラウズ)」で、「ざっと見る」「閲覧する」などという意味があります。
「browse(動詞)」の名詞形である「browser」が、閲覧ソフトという意味になり、「ブラウザ」と呼ばれるようになりました。
ウェブサイトを閲覧するために使われるブラウザは、「ウェブブラウザ」とも呼ばれますが、省略されて単に「ブラウザ」と呼ばれることが多いです。
自分で何らかのブラウザをインストールした覚えがない人も、PC、タブレット、スマホなどの端末(機械)を購入したときに、すでに何かしらのブラウザがインストールされていて、デフォルトとして設定されていると思います。
ブラウザには、多くの種類があるのですが、結論を書いてしまうと、
基本的には、すべての端末で、Google Chrome(グーグルクローム)をインストールして、デフォルトのブラウザ設定にする
ことをおすすめします。
ただし、最近は生成AI を使用する機会が多くなっていると思いますので、Microsoft Edge などのブラウザとの使い分けも必要になるでしょう。
ブラウザとホームページ
私は「Google」ではなくて、「Yahoo! JAPAN」を使いたい!
そんな風に思った人もいるかもしれませんが、「ブラウザ」と「起動ページ」や「ホームページ」を混同しないようにしましょう。
インターネット(ブラウザ)を起動した時に、はじめに出てくる画面のことを「起動ページ」や「ホームページ」と言います。
「スタートページ」や「トップページ」と呼ばれることもあります。
「ホームページ」というと、どこかの企業や個人が作った、特定のウェブサイトをイメージしてしまうかもしれませんが、正確には、少し違います。(もちろん、そのページが、ブラウザのデフォルトのスタートページとして設定されていれば、ホームページです。)
インターネット(ブラウザ)を起動した時に、どのページをデフォルトで表示させたいのかは、自由に設定することができます。
その設定を「Google(検索)」にするのか、「Yahoo! JAPAN」のようなポータルサイトにするのか、それとも、他のウェブサイトにするのかは自由です。
Google Chrome(グーグルクローム)がおすすめ、というのは、ブラウザの話であって、ホームページ(スタートページやトップページ)の話ではありません。
Google Chrome というブラウザを起動したときに、「Yahoo! JAPAN」などの特定のページを開くように設定することもできます。
ホームページまたは起動ページとして任意のページを開くように Google Chrome をカスタマイズできます。ホームページと起動ページには、それぞれ別のページを設定できます(同じページにすることも可能です)。
https://support.google.com/chrome
Google Chrome(グーグルクローム)
ブラウザは、すべての端末に、Google Chrome(グーグルクローム)をインストールしてデフォルトとして設定することをおすすめします。
iphoneなどの、Android(アンドロイド) 以外の端末では、Google Chrome ははじめからインストールされていないと思いますので、自分でダウンロードして、インストールする必要があります
ブラウザには、Google Chrome の他にも、
・Internet Explorer
・Microsoft Edge
・Safari
・Firefox
・Opera
・Brave Browser
などがあります。
Internet Explorer(インターネットエクスプローラー) や Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ) は、主に Windows(ウインドウズ)のパソコン、Safari(サファリ)は、Apple端末(mac や iphone )のデフォルトブラウザとなっています。
そして、Google Chrome(グーグルクローム) は、Android 系スマートフォンのデフォルト設定になっています。
Firefox(ファイヤーフォックス)や Opera(オペラ)、Brave Browser(ブレイブブラウザ)などのブラウザは、個人的には嫌いではないのですが、敢えて使う必要もないと思います。
ただ、自分がサイト運営をする立場になったときに、それらのシェアの少ないブラウザでも、きちんとレイアウトが崩れてしまったり、文字化けしないのかなどをチェックすることは悪いことではありませんので、一応、知っておきましょう。
Google Chrome がおすすめの理由
それでは、なぜ 、Google Chrome(グーグルクローム)が、おすすめなのでしょうか。
Google Chrome は、Google 社が提供するブラウザです。
Google Chrome には、デフォルトで余計な機能を入っていないため、Windows でも Mac でも、とにかく速いです。
最近では、速さだけではなく、Google Chrome 用に開発された拡張機能がたくさんあり、Chromeウェブストアから、好きな機能を追加して利用することができて、とても便利です。
また、Googleアカウントでログインすることで、google検索、Gmail、Googleドライブ、Youtube などの、様々な Google のサービスが、端末を跨いで使いやすくなります。
まずは、Googleアカウントの作成からはじめましょう。
そして、Google Chrome をパソコンや スマートフォン にインストールしたら、Googleアカウントでログインしましょう。
複数の Googleアカウント を使い分けたい場合は、アカウントを切り替えたり、アカウントを追加して利用することもできます。
まとめ(おわりに)
ここまで、パソコンやタブレット、スマートフォンなどの端末、と書きましたが、閲覧するだけではなく、自分でウェブサイトを運用するなら、パソコンは必要だと思います。
タブレットやスマートフォンは、どちらかというと、閲覧向きの端末です。
パソコンには、Windows(ウインドウズ)系のパソコンなら、Internet Explorer や Microsoft Edge が、Mac(マック)なら Safari がデフォルトのウェブブラウザになっています。
それらをそのまま利用するのが、悪いというわけではないのですが、
使いやすさやスピード、効率を考えると、Google Chrome をメインのブラウザに設定することをおすすめします。
また、ブラウザは、ひとつしか利用してはいけないというわけでもないので、他のブラウザを併用して使用しても大丈夫です。
最近であれば、Bing チャット(Bing Ai)を搭載した Microsoft Edge もおすすめです。
Google Chrome をメインのブラウザに設定したら、
ホームページ(スタートページやトップページ)のデフォルト設定も、google(検索)にしておきましょう。
Googleアカウントでログインして使用するのには、ホームページも google(検索)が、もっとも相性がいいです。
また、Yahoo! JAPAN などのポータルサイトは、立ち上げたときに、目を引く余計なニュースが目に飛び込んできます。
基本的に多くのウェブサイトは、より人の目を引くように、そして、ついクリックしてしまうように設計されています。
自分でウェブサイトを運営するということは、自分のサイトがクリックしてもらうように、考える必要があります。
どうでもいいニュースに、時間を取られないように気をつけましょう。