レンタルサーバーとWordPress(ワードプレス)を利用してウェブサイトの構築を始める前に、ますは行ってほしいことがあります。
それは、 Googleアカウント(Gmailアカウント)の作成です。
Googleアカウントは、Google が提供する様々なサービスを利用するためのアカウントで、登録やサービスの使用は無料です。
Googleアカウントを利用して、Google が提供する様々なサービスを利用することができます。
そして、ウェブ上でのサイト運営には、それらのサービスの利用がかかせません。
そのため、はじめにウェブサイト運営用に、Googleアカウントを用意しておくことをおすすめします。
Googleアカウントを作成する際には、「個人用」と「ビジネス管理用」とが選択できるのですが、とりあえず「個人用」で作成すれば大丈夫です。
GoogleアカウントとGmail(ジーメール)の関係がよくわからない人もいるかと思いますので、簡単に説明します。
Googleアカウント と Gmailアカウント
Googleアカウントを作成すると、アカウントに紐づいた「○○○@gmail.com」という Gmail(ジーメール) のメールアドレスも利用できるようになります。
○○○の部分は、まだ誰にも使われていない文字列(半角英数とピリオド)で作成します。
普通に作成すると、たいていの場合、Googleアカウント = Gmailアドレス になるのですが、この場合は、GoogleアカウントとGmailアドレスを同時に作成したことになります。
少しだけ補足すると、正確には、
Googleアカウント = Gmailアドレス ではありません。
Googleアカウントを作成するのに Gmailアドレス(Gmailアカウント)は必要ではなく、Gmail 以外のメールアドレスを使用して、Googleアカウントを作成することもできます。
ヒント: Google アカウントの作成に Gmail アカウントは必要ありません。Gmail 以外のメールアドレスを使用して作成することもできます。
引用元:Google アカウントの作成
しかし、Gmailアカウントだけを作成することはできず、Gmailを使用するためには、Google アカウントを作成する必要があります。
ややこしいですね…
ただ、Googleアカウントを作成するときのユーザー名に、わざわざ、Gmail 以外のメールアドレスを使用するメリットも少ないと思います。
ですので、通常は、GoogleアカウントとGmailアカウントを同時に作成すれば大丈夫です。
Googleアカウント作成時の「姓」と「名」は、本名でなくても大丈夫です。
また、後から変更することも可能です。
GoogleアカウントとGmailアカウントの関係を整理すると、
正確には違うのですが、Googleアカウント = Gmailアドレスと考えて、GoogleアカウントとGmailアカウントを作成して問題ありません。
Google の代表的なサービス
Googleの代表的なサービスとしては、以下のようなサービスがあります。
・Gmail
:無料のWebメール
・Google Chrome
:無料のwebブラウザ
・Googleドライブ
:クラウド上でファイル管理
・Googleカレンダー
:予定やリマインダーの管理
・Googleフォト
:クラウド上で写真や動画の管理
・Google Play
:Android アプリのダウンロード
・Youtube
:動画へのアクション、チャンネル作成
実際には、まだまだ、たくさんんあるのですが、それらのサービスに、Googleアカウント と、設定したパスワードでアクセスして利用します。
また、同じ Googleアカウントとパスワードでログインすれば、どの端末(PC、タブレット、スマホなど)からでも、同期されたサービスや情報にアクセスすることができます。
これを書いていて気がついたのですが、
Android 端末(スマホ・タブレット)を利用している人は、おそらく、Googleアカウント(Gmail)を持っていますよね。
Googleアカウントは、Appleユーザーにとっての Apple ID のようなものかもしれません。
専用の Googleアカウント推奨
ほとんどの webサービスに登録やログインする際には、メールアドレスが必要になります。
メールアドレスがアカウント名になっているケースも多いと思います。
すでに何かしらのメールアドレスを使用している人も、サイト管理用の Gmailアドレス(Googleアカウント)を新たに用意することをおすすめします。
Android 端末(スマホ・タブレット)を使っていたり、Apple ユーザーが すでに Gmail を利用している場合も、サイト管理用に専用の Googleアカウントを用意することをおすすめします。
あまりにも多すぎると制限がかかりますが、1つの電話番号で、複数の Googleアカウントを作成することが可能です。(Googleアカウント作成には、SMS認証が必要になります。)
作成した Googleアカウントは、単にメールアドレスとしてだけではなく、レンタルサーバーやワードプレスなどの登録や、それらの管理画面へのログイン情報としても使用します。
そのため、普段、利用している プレイベート用のGoogleアカウントと、Webサイト運営用の Googleアカウントとを分けることで、管理がしやすくなります。
ただ、あまりにもGoogleアカウントを増やしすぎると、管理が大変になりますので、Googleアカウント作成は、程々にしておきましょう。
また、Googleのアカウントに関するポリシーを変更により、アカウントが2年以上使用されていない、あるいはログインされていない非アクティブなGoogleアカウントや、それに基づくデータは削除される可能性がありますので、注意が必要です。
まとめ
近年はSNSが全盛で、あまりメールアドレスを使用しない人も多いかもしれません。
しかし、ウェブ上のサービスを利用するにあたっては、ほぼ、メールアドレスが必要になります。
ウェブサイトを運営するにあたっても、
・レンタルサーバーを契約
・独自ドメインの取得
・ワードプレスのインストール
・一部プラグインの設定
・クラウド上にデータバックアップ
・各種サービスへのログイン
などで、メールアドレスが必要になります。
メールアドレスは、絶対に Gmail(Googleアカウント)でなくてはいけない、というわけではありませんが、いろいろと便利に使えますので、他のフリーメールや携帯電話のキャリアメールよりも、Gmail(Googleアカウント)が、おすすめです。
サイト運営を行う際には、特に、以下のようなサービスを、よく利用することになります。
・Gmail
:無料のWebメール
・Google Chrome
:無料のwebブラウザ
・Googleドライブ
:クラウドでのファイル管理
サイトのアクセス解析を行う際には、
・Google Analytics
(グーグルアナリティクス)
・Google Search Console
(Googleサーチコンソール)
などを利用することが多いです。
クリック報酬型広告を設置するために、
・Google AdSense
(Googleアドセンス)
を利用することもあるかもしれません。
もちろん、これらもすべて Google のサービスです。
そして、これらを利用するには、Googleアカウント でのログインが必要になりますので、持っていない場合は、その場で作成を求められます。
このように、ウェブ上で行うサイト運営と Googleアカウントは、切っても切れない関係にあります。
そのため、はじめにウェブサイト運営専用のGoogleアカウントを、はじめに用意しておくことをおすすめします。